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失語症リハビリ、英語・中国語学習への利用


by myasui81

絵文字フォント

[失語症] ブログ村キーワード
私は、失語症の方が自宅に戻ってからインターネットを使ってSTなどの専門家とのパイプを保ちつつリハビリを継続できるようなeラーニングサイトを作ろうとしています。
pictoreole.netです。
失語症のリハビリでは絵が重要なコミュニケション手段となります。インターネット上では画像になると考え、色々探したところ、オフィススローライフ(様々な言語障害の方のためのソフトを市販しています)というところが、リハビリ教材作成のための画像素材を無償提供してくださりました。感謝です。
さらに、オフィススローライフのHPでも紹介されていた『Sign, Icon and Pictogram:  記号のデザイン』(Rayan Abdullah and Roger Hubner著、星屋雅博訳、(株)ビー・エヌ・エヌ新社)という本を手に入れました。その最後の数ページにヨッヘン・グロス(Jochen Gros)の絵文字フォントの開発が紹介されています。これは新鮮な驚きでした。PC上の絵というと画像と思いこんでいましたが、フォントもありなんですね。
彼のページもしくは、上記のpictoreole.netでの日本語での解説を見ていただければ分かりますが、例えばbedとテキストファイルに入力するとベッドの絵に変わるのです。絵と一緒に入力単語も表示されるものの画像を貼り付けたので、ごらんください。
絵文字フォント_f0174392_9555669.gif
ブログトップの絵はlanguageで、単語表示無しのものです。グロスの絵文字フォントは合字(ligature)というもので、「郵便」と入力すると「〒」になるようなものの、もっと複雑なもの(?)のようです。
今のところ英語入力と中国語入力(これは日本語と一致する場合はちゃんと表示されます。例えば「大きい」「人」など)しかありません。また、現実的な手段としてはマックのテキストエディット(かPages)を使うしかないのが問題と言えば問題です。現在、グロスに協力して、日本語入力版絵文字フォントを作ろうとしています。できれば、日本の失語症の方のリハビリに使えるのではと考えます。
また、発想が変わりますが、英語版絵文字フォントは、今話題(?)の小学校などの英語教育に使えると考えます。学校現場にあるPCはほとんとがウィンドウズでしょうが、保護者の方から古いマックを譲り受けてもらい、小学生に遊びながら単語を覚えてもらう(ついでに情報教育も?)ことが考えられます。ご自宅にマックがあれば即使えます。また、有名なOld McDonald had a farmの歌を絵文字で表現したレッスンプランをPDFにして上記のサイトにアップしてありますので、これはウィンドウズでもマックでも使えますのでどうぞ。
絵文字フォントを利用した感想などお聞かせいただければ幸いです。

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by myasui81 | 2008-05-22 10:01 | コンピュータ